花  の  詩 

 

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オ ダ マ キ (苧環・糸繰草) 多年草

      (キンホウゲ科)    季語は春     

 

高さ40センチから50センチほどの多年草。5月から6月頃の花期。
麻やカラムシの繊維から作った糸を巻く糸巻に似ていることからの命名らしい。
糸自体を「苧=お」と言い、糸巻のことを苧環(おだまき)と言います。
花の真ん中に五枚の花弁があり、その外側を花弁化したガク片が取り巻いています。
後部には鉤型になっている「距=きょ」というものがあります。
北海道から九州に至る山地には、日当たりの良い場所に背が高く淡黄色の花を付ける
「ヤマオダマキ」が群生するようです。
公園などで目にするオダマキは小型のミヤマオダマキを改良した園芸種か西洋オダマキです。


「いにしへのしづのおだまき いやしきもよきも盛りはありしものなり」 古今集888番


「いにしへのしづのおだまき繰りかえし 昔を今になすよしもがな」
 伊勢物語32段



















 

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