花  の  詩 

 

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ニシキギ (錦木)  落葉低木

      (ニシキギ科)   秋の季語 果期は10月から11月頃

ニシキギ科ニシキギ属にはニシキギ・マサキ・ツルマサキ・マユミ・ツリバナがあります。

 

ニシキギのニシキは紅葉を意味しています。秋になると葉は真紅に染まります。
公園などでも普通に植えられている樹木の一つで、高さ2メートル程度になる落葉低木。
春に付ける花は目立ちませんが、秋の葉と実は眼を引きます。
この木の特徴は枝に沿って十字型の翼(よく)というコルク質のものができるということです。
細い板状のものです。この特徴によってニシキギと容易に判別できます。

(錦木伝説)

 昔東北地方で行われた求愛の習俗で、男が思う相手の家へ通い、その都度一束(ひとつか)の錦木を門前の
地面に挿し立てたという。 女が愛を受け容れるまで男はこれを続けるので、ときには無数の錦木が
立ち並ぶことになった。千束が上限であったともいう。
                  (Wikipediaから抜粋)

 この伝説を元にして世阿弥が謡曲「錦木」を書きました。
 それ以後、この伝説が広く知られるようになったそうです。

 たてそめて帰る心はにしき木の千づか待つべき心地こそすれ (西行)
         (岩波文庫山家集143P恋歌・新潮579番・
             西行上人集追而加書・西行物語)








 

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