花  の  詩 

 

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 オキナクサ(翁草・白頭翁) 多年草 絶滅危惧種

   (キンポウゲ科・オキナクサ属)    季語は春



春の野山の日当たりのよい草地に点々と自生している翁草も、現今では
山草ブームによる乱獲や乱開発により、絶滅危惧種U類に指定されているそうです。
困ったことに山野で珍しい植物を見かけたら、盗み取っていく人達も跡を絶たないのでしょう。
花としては3センチほどもありやや大型です。うなだれたように少し下向きに咲きます。
花の時の高さは低いのですが、花が終わって集合果になる頃には
グーンと伸びて30センチから40センチほどにもなります。
集合果と「果」の文字はありますが、もちろん果物ではありません。
老翁の白髪を思わせるような糸状の物が風に吹かれて飛んで行き、繁殖するようです。
その仕組みはタンポポなどと殆ど同じなのでしょう。


翁草手になだらかな山の景  (石原 八束)













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