花  の  詩 

 

トップページ

              や〜わ


    

ナンテン (南天) 常緑低木

   (メギ科)    実が冬の季語

 

冬枯れの季節、真っ赤な実をたわわに付けるナンテンは、ひときわ目を引きます。
常緑低木の、どこにでも見かける植物ですが、日本の自生種かどうか判然としないようです。
5月から6月頃にかけて白い小さな花を付けます。
10月の末頃には径が一センチほどの赤い実が鈴なりにつきます。
この実は薬用になり咳止め薬として用いられてきました。クリーム色のシロミナンテンの方が薬効があるようです。
南天の名前から「難を転じる」として縁起木として盛んに植えられ、また飾り物としても重宝されている植物です。


紅(べに)の色して南天は新玉を ツララ従えことほぎおれり  カズ

南天や 実はそれほどの 山のおく  其角

















 

inserted by FC2 system