花  の  詩 

 

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クチナシ (山梔子・梔子) 常緑性低木

   (アカネ科)    花は夏の季語・実は秋の季語



クチナシの花色は白くて、八重と一重の花があります。この純白の花色はやがて黄色っぽく変化します。

花には芳香があり、それが好まれて、古くから栽培されてきました。現在では「ガルデニア」という
大輪の八重咲の園芸品種もあるそうです。11月頃にも花の咲く四季咲き品種も作られているようです。

一重の花の実は11月頃に6本のがく裂片のわかる赤っぽい実ができます。八重はもちろん実はできません。
消炎や解熱剤として薬用に用いられ、また実の黄色い色素は染色に用いられてきました。
衣類だけでなく、食材のキントンやタクアンの色味を出すためにも使われているそうです。
クチナシの名は実が自然には開かない所から来ているとも言われています。


山吹の花色衣ぬしやたれ 問へど答へずくちなしにして   (古今和歌集) 素性法師

山梔子の あっけらんと 枯れており  竹田 賢治











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