キキョウ (桔梗) 多年草
キキョウ科 秋の季語
「キキョウ」は秋の七草の一つであるとも言われています。古代には「キキョウ」の花名はなくて、「朝顔」は
「キキョウ」のことであったとみなされています。
高原などに自生する多年草で花期は秋頃です。ただし植栽されているキキョウの場合は6月のうちには開花します。
自生種は現在は絶滅危惧種であるようです。
きりきり しゃんとして咲く 桔梗かな 一茶
桔梗の しまひの花を 剪りて挿す 高濱 虚子
キキョウ科の花もいくつかあります。ただしキキョウ属は一属のみです。
ヒナキキョウとキキョウソウは梅雨の頃には咲きます。花は良く似ていますが、葉や咲き方に
違いがあって見分けることができます。
サワキキョウは湿地帯を好み、7月の末頃には下から上にと向かってたくさんの花を咲かせます。