花  の  詩 

 

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              や〜わ


    

ホウキギ (帚木・帚草・ハハキギ・コキア) 一年草

   (アカザ科ホウキギ属・ヒユ科バッシア属)  夏の季語



古い時代に中国から渡来した帚草は、かつては掃除用の箒をつくるために家々に植えられていたようです。
高さは1メートルほどになりますが小さな枝がびっしりと付いていて、その枝を箒に用います。
1ミリから2ミリほどの花が咲き、小さな実がびっしりと付くようですが、それは食用になり、
「トンブリ」と言われています。
実はどんなのか見ていないのですが、採集するにしても調理するにしても大変な手間がかかるのではないかと思います。
「畑のキャビア」の異名があるそうです。
秋にはきれいに紅葉します。なぜか夏の季語です。

あはざらむことをば知らず帚木のふせやと聞きて尋ね行くかな  (西行・山家集)

 帚木の心も知らで園原の道にあやなくまどみぬるかな  (紫式部 源氏物語「帚木」)
    













 

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